「うつ病」が発祥してしまったら、治療を始めなければいけません。
「うつ病」の症状は、人それぞれなので、その人に合った治療をする必要があります。
そのためには、自分の症状をできるだけ正確に医師に伝えることや、また医師とのコミュニケーションも必要になってくると思います。
その前に、まずは病院・医師を選ばなければなりませんね。
「うつ病」の治療の前に…。
私は、これまでに5つの病院で7人の主治医から治療を受けてきました。
その中で、一番に思うことは、まずは病院選び、そして医師選びです。
いい病院だと安心できます。
いい主治医だと信頼できます。
逆に、悪い病院だと、不信感が高まります。
悪い医師だと、信頼ができず言うことが聞けません。
そのような意味で、良い病院・医師選びは重要なことだと思っています。
現在の私が通院している病院は、これまでで一番いい病院です。
そして、現在の主治医は、これまでで一番いい医師です。
まず患者のことを先に考えてくださる医師です。
すると、安心して「うつ病」の治療が受けられます。
現在は、ネットで何でも調べられます。
「うつ病」になった本人は、なかなか調べられないかも知れません。
そのときには、家族や友人でもいいので、是非いい病院を探してみてください。
大きな病院であれば、医師を選ぶことができないかも知れません。
もし、いい医師でないと思ったならば、主治医の変更を申し出てもいいと思います。
私は、主治医に直談判して変更してもらった経験もあります。
(明確な理由を示しました…。)
医師も完璧な人などいません。
私は、7人目にしてやっといい医師に出会いました。
少しでもいい医師から治療を受けたいですよね。
「うつ病」の治療
「うつ病」の治療には、「休養」、「精神療法」、「薬物療法」などがあります。
「うつ病」になってしまったら、まずは「休養」することが一番大事なことです。
無理をしてみても「うつ病」が回復することはないと思います。
次に、医師や臨床心理士(カウンセラー)などが患者との対話を重ねて、問題解決するための方法を探す「精神療法」といった治療があります。
その他にも「認知療法」や「対人関係療法」などもあります。
私は、「認知療法」や「対人関係療法」を受けたことがないので、除くことにします。
そして、一般的に行われるものが「薬物療法」です。
これは、医師が患者とのコミュニケーションを図っていく中で、患者の症状に合わせた薬が処方されます。
例えば、睡眠が取れないのであれば、「睡眠剤」が、気分が落ち込んだりしているのなら「抗うつ剤」が処方されます。
患者は、医師から処方された薬を、決められたとおりに服用する必要があります。
「今日は気分がいいから飲まない」というような、自己判断による服用の中止があってはなりません。
「抗うつ剤」を服用している場合には、危険を伴うこともあります。
「うつ病」は、薬を飲んだからといって、すぐに良くなる病気ではありません。
「うつ病」は、ゆっくりと時間をかけて回復していきます。
さらに、「うつ病」は、「再発」する可能性が非常に高い(50%~80%とも…。)病気です。
「再発」するたびに、「うつ病」の症状が酷くなる傾向があると言われています。
「再発」させないためにも、処方された薬をしっかりと服用し、あせらずにゆっくりと治療をしていくことが大切です。
「うつ病」は、非常にやっかいな病気です。
しかも、「自死」の可能性を含んでいる病気でもあるのです。
その意味からも、簡単な病気だと考えてはいけないと思います。
「うつ病」の「薬物療法」…「抗うつ剤」
一般的に、「うつ病」の治療には「抗うつ剤」が用いられます。
「抗うつ剤」の種類には、
・SSRI ~ 選択的セロトニン再取り込み阻害薬
・SNRI ~ セロトニン-ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
・NaSSA ~ ノルアドレナリン作動性-特異性セロトニン作動性抗うつ薬
・三環系抗うつ薬 ~ 化学構造に三つの環状構造を持つ
・四環系抗うつ薬 ~ 化学構造に四つの環状構造を持つ
…などがあります。
これらの「抗うつ剤」は、セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンといった「神経伝達物質」を脳内のシナプスの送り手側と受け手側の間で、送り手側に再度取り込まれないようにする働きがあります。
また、脳内のシナプス間に「神経伝達物質」を増やす働きもあります。
何か難しい言葉ばかりですが、分かりやすく言うと、
「元気」の源になる「元気物質」が、普通の人であればスムーズに伝達されますが、「うつ病」になってしまうと、「元気物質」がスムーズに伝達されずに「元気」がなくなってしまう。
そこで、「元気物質」をスムーズに伝達されるようにして、さらに「元気物質」を増やしてくれる。
…と言うようなことだと、私は理解しています。
私は、ただの「うつ病患者」ですから、このくらいの理解でいいのではないでしょうか?

(Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像)
「うつ病」の「薬物療法」…「睡眠剤」
「うつ病」になってしまうと、「睡眠障害」を伴うことが多いようです。
そのため、「抗うつ剤」と併用して、「睡眠剤」が用いられます。
「睡眠剤」の種類は、たくさんあります。
そのため、その種類には触れないでおきます。
ただ、「睡眠剤」を服用していると、その薬に体や脳が慣れてしまうのか、「睡眠剤」を服用していても眠れなくなり、次第に「「睡眠剤」が増えていく傾向があるようです。
そのため、「睡眠剤」と併用して、動けるのであれば「歩くこと」が有効ではないかと思っています。
もし動けない状態であっても、安易に「睡眠剤」を増やすことは控えた方がいいと思います。
「睡眠剤」を増やすと、どんどん量が増えてしまい、減らすことができなくなります。
これは、現在の私のことです。
現在の「睡眠剤(寝る前の薬です。)」は、11錠もあります。
これでも十分な睡眠を取ることができていません。
私のようにならないためにも、安易に「睡眠剤」の量を増やさないことも大切なことです。
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