「夢のお話」 第二話 ~魔女の悪戯~

旅行 夢のお話

私は、今日も眠れない夜を過ごして、明け方にやっと眠りにつきました。
そして、今日もまた面白い夢を見ました。
メモをもとに書き連ねてみます。
今日の夢は、何を暗示しているのでしょうか?

魔女の悪戯…!

私は、初めてのアメリカ旅行に行きました。
小学生の子ども(女の子)を連れての旅行です。
(実際には子どもはいないのですが、娘が登場しました。まあ、夢のお話なので…。)

ロスについて、あちらこちらと観光してホテルに帰りました。
(私は、英語はじゃべれません。なのに、夢の中では英語で話が進んでいきました。理解していない英語で会話をしている。う~ん、夢とは恐ろしい。)

観光にも飽きてきたある夜のことです。
ホテルで娘と過ごしていると、天井からなんと『魔女』が降りてきました。煙とともに…。
当然、私は表現のしようがないほど驚いたのですが、娘は驚くこともなく、驚いている私を見て笑っていました。
娘は「私のお友達なの…。」と言いながら、自分の旅行バッグの中を覗き込み、何かを探していました。

『魔女』が私に「今日は、世紀の大勝負があるのに観に行かないのかい?」と話しかけてきました。
まだ驚きから抜け出せないでいる私をせせら笑っていました。

娘が「あったよ!」と魔女にいうと、『魔女』は「じゃあ、行っておいで!」と言うと、また天井に消えていきました。
娘に「何があったの?」と聞くと「ボクシングの世界王者決定戦のチケット!」と不敵な笑みを浮かべながら答えました。

少し時間が経つと、私と娘は「ボクシング世界王者決定戦」の会場にいました。
席を探していると、中年の男が「日本人か?もう賭けたかい?」と聞いてくるので「いいえ!」と答えると、「ダメだね!どっちかに賭けなよ!」としつこく言い寄ってきました。

再び『魔女』が現れて「挑戦者に賭けな。」と言うので、仕方なく「挑戦者」の方に賭けました。
日本円にして、な、な、なんと500万円です。

それから自分たちの席をみつけました。なんと最前列です。
それも「挑戦者」のコーナー側の最前列でした。
そこでふと思いました。「世界王者決定戦」って、いったい誰と誰の試合なのだろうと…。

会場内の大きな液晶画面に両者の紹介がありました。
「無敵の王者 ミケラノビッチ」vs「無敗の挑戦者 トリンガー」と映り出されていました。
ボクシングに興味のない私は、両者ともに知りません。
「無敗の挑戦者 トリンガー」に500万円も賭けてしまったのか?…と液晶の「トリンガー」の画像を見ながら思っていました。

いよいよゴングが鳴るというとき、娘が「地下室にいるからね。」と言いながら、「F」と書かれた出口を指さして、そのままその方向に走って行きました。
「小学生の女の子にボクシングを見せるよりはいいか。」と思ったので、娘がFの出口から出るのを確かめて振り返ると同時にゴングが鳴らされました。

序盤は互角の勝負でした。しかし、徐々に王者が優位になってきました。
「やばいなあ。」と思っていると、一人の観客がロープのところまで登って応援を始めました。
それを見た他の観衆もロープのところに登りはじめました。
他の観衆に連れ出されるように私もロープのところに登っていました。
間近で見るボクシングは、想像を超えた迫力がありました。(夢ですけどね。)

私は、娘のことはすっかり忘れて、「挑戦者 トリンガー」の応援に熱狂してたのです。

魔女の本性…!

「挑戦者 トリンガー」の応援に熱狂していると、またも『魔女』が現れて「娘は大丈夫だと思うかい?」と聞いてきたので、私は我に返りました。
そうだ「娘は地下室で何をしているのだろう?」と思い、「無敗の挑戦者 トリンガー」に500万円賭けたこともすっかり忘れ、ロープのところから飛び降りて、Fの出口に向かいました。
Fの出口を出るとすぐに地下室への階段が見つかり、私は駆け下りて行きました。

娘はすぐに見つかりました。彼女はテーブルに向かって何かをしていました。
覗き込むとカードを使って何かをしていましたが、何をしているのかは分かりませんでした。
娘に「何をしているの?」と聞くと、娘は「魔女になる練習…!」と答えたのです。

私は娘の横に座り、しばらく様子を見ていると、また『魔女』が現れました。
「こんな地下室にいていいのかい?試合が終わってしまうよ、500万円賭けたんだろ。」と話しかけてきました。
「そうだ…!」と思いましたが、ボクシングよりも娘が行っていることの方が大事な気がして、「ここにいても結果は変わらないだろ。」と『魔女』に言い返しました。

すると、『魔女』と娘が笑い出したのです。「本当にそう思っているのかい?」と再び聞いてきました。
私は「結果は変わらないさ。」と再び言い返しました。

今度は『魔女』が「あんたの奥さんは、今どこにいるのか知っているかい?」と聞いてきたので、「事故で死んだんだ。天国にいるんだろうよ。」と答えると、「馬鹿だねえ。」と言いながら両手を広げて「これだから…。」と言うと、娘も同じように両手を広げて笑っていました。
「これだから、人間は…。」ってことなのか?

「あんたの奥さんは死んじゃいないよ。私のところにいるんだ。」と『魔女』が可笑しなことを言ってきます。
娘も『魔女』に同調するかのように頷きました。
「あんたの娘も母親のところに行きたがっている。どうするね?」と言う。
「どうするって言われても…。」と私。

「ボクシングの試合の結果は分かってるし、変えることもできるんだよ。」、「えっ」と言うと、「あんたに500万円賭けさせたのは、私だよ。じゃなきゃ、お前さんの全財産の500万円賭けたりしないだろ!」と『魔女』が言う。
確かに『魔女』が言うとおり、興味のないボクシングに全財産を掛けたりはしないはずだ。…と気づきました。

「さて、どうするね。500万円を取り戻すか、娘を寄こすか、どっちがいいね!」と『魔女』が言う。
私は「そんなの選ぶことはできない。」と言いながら、頭を抱え込んでしまいました。
「ほら、もう14ラウンドだよ!さっさと決めな!」と『魔女』が笑いながら言いました。

決断のとき…!

私が見た夢はここまでです。
かなり加筆しましたが、ストーリー自体は一切変えていません。

私が見る夢は、なんだか面白いと思いませんか?
ただし、不眠と引き換えの『夢』なのですが…。
(ここ10日、3時間以上眠ったことがありません。カウンセラーに「週間活動記録表」なるものを書かさせられていて、睡眠時間もきちんと記録しています。)

まあ、娘を持った気分にもなれたし、アメリカ旅行にも行けたし、私には有り難い『夢』ですね。
できることなら、「妻」を持った気分にもさせてくれたら良かったのに…と欲深いことを思ってしまいました。
お金か娘かの選択という、恐怖も感じたのですが…。

それから『魔女』って折れ曲がった帽子を被っていて、顔はしわくちゃで、鼻が高かったですよ。(イメージ通りでした。)

でも、「ミケラノビッチ」って誰?「トリンガー」って誰?って気がしますが、朝目覚めたときに書いたメモにあるので、きっとそんな名前だったのでしょう。心当たりはまったくありませんけどね。
(ちなみに、うつオジサンは、面白い夢を見たときには、目覚めてすぐにメモするようにしています。『夢』って、すぐに忘れてしまいますからね。)

この『夢』は、何かの暗示でしょうか?私に何かの決断を迫っているのでしょうか?

この『夢』が、もしも現実であったとしたら、私はどのような決断を下すのでしょうね。

魔女

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